ともきちのローカル旅

最長片道切符の旅を完遂!7日目以降は写真挿入が不調のため、とりあえず文章のみ公開します。後々リライト予定

最長片道切符の旅(0日目その2)

 

8月5日(木)

 

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今日は泉佐野駅から出発し、目的地は稚内駅である。

 

泉佐野の始発で関西空港まで行く。

南海に乗るのは初めてだ。あっという間に関西空港に着く。今回はピーチに乗るため、第2ターミナルに行かなければならない。少し彷徨った後、無事に第2ターミナル行きの無料シャトルバスを見つける。初めての連続で少し不安だが新鮮である。ピーチのスタッフに聞きながら、手荷物を預け、保安検査も無事に通過して一安心した。

 

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搭乗を促すアナウンスがターミナル内に流れる。女性の流暢な英語に感心しながら機内に乗り込んだ。ピーチは狭くてしんどいと聞かされていたけれど、青春18きっぷムーンライトながらに乗った私としては足を伸ばせるだけで十分である。予想より快適だった。

 

「堕ちないでくれよ」と心の中で願いながら新千歳空港に向けて離陸した。景色を見て、寝て、「時刻表2万キロ」を読んでいたら2時間は一瞬だった。飛行機とは何て便利な乗り物なんだろうか。しかし、しばらく耳がおかしくなり、航空性中耳炎になってしまった。これはその日の夜まで続いた。

 

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新千歳空港駅からは快速エアポートに乗って札幌へ向かった。札幌駅では駅弁屋を見つけ、「石狩鮭めし」を買った。特急ライラックに乗り一瞬で旭川に着く。旭川では1時間以上待ち時間があるので先程買った「石狩鮭めし」を頂く。これがなまらうまい。北海道へ来たなと思わせてくれる素晴らしい駅弁である。

 

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これから長い宗谷本線の旅が始まる。

特急サロベツは昼過ぎに旭川を発車し、夕方に稚内に着く。

しばらく車窓を眺めると比較的大きな町が現れた。名寄である。かつては名寄本線深名線などが分岐していた。

名寄を出た後は美深に停まる。日本一の赤字線として売り出したこともあった美幸線が分岐していた所だ。これも廃線となっていて北海道の廃れ具合を表している。その後は車窓に飽きが来て列車のジョイント音が良いBGMとなり、残りのほとんどの区間を寝てしまった。気付いたら豊富という駅に着いていた。豊富は日本最北の温泉がある地として有名である。豊富を過ぎると次は南稚内である。長い宗谷本線にも終わりが見えてくる。

南稚内を出てすぐに稚内に着く。日本最北端の駅で気分が高まる。何枚か写真を撮り、今日の宿の最寄り駅である南稚内へまた折り返す。

 

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今日はライダーハウスの「みどり湯」に泊まる。熱めの銭湯に入った後、21時からは宿泊者全員で宴会が始まる。女将さんのユーモラスなお話に皆感心していた。1人ずつ自己紹介が始まり、自分はもちろん「最長片道切符の旅」について熱く語った。とても興味を持ってもらい、大変嬉しい気持ちになった。私は自己紹介というものが苦手だが、今回ばかりは上手くいった。人生で1番のスピーチが稚内で出来た。

自己紹介の後は松山千春の「大空と大地の中で」を全員で合唱して宴会はお開きになった。

最長片道切符の旅」をご存知の方と少し話し、寝床へ向かった。

 

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宴会の余韻に浸りながら、誰よりも早く眠りについた。良い夜だった。

 

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