ともきちのローカル旅

最長片道切符の旅を完遂!7日目以降は写真挿入が不調のため、とりあえず文章のみ公開します。後々リライト予定

最長片道切符の旅(3日目)

 

8月8日(日)

 

今日は別途切符を買って最長片道切符のルート外である花咲線に乗車する。

 

根室本線は滝川から根室までを結ぶ路線であるが、釧路と根室の間の区間花咲線という愛称が付けられている。花咲線は135.4kmもあり、片道100km以上なので学割が適用できる。

 

花咲線は全線開業100周年を迎えた。

それもあってマニアな人々を中心に席はある程度埋まった。

 

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北海道の路線はほとんどのローカルな路線ばかりである。家も無ければ人もいないような所が多数ある。しかし、この花咲線はその中でもとりわけローカルだ。北海道らしさを1番味わえるといっても過言ではない。

 

釧路から1時間弱で厚岸に着く。ここは牡蠣で有名だ。いつか食べてみたいと思うが、果たしてそれはいつになるのだろうか。

 

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それから列車は大自然の中を走り続け、厚床に着く。かつては標津線厚床支線が中標津まで伸びていたが1989年に廃線となった。

 

厚床からは更に景色は素晴らしくなる。これぞ北海道と言わんばかりの所を軽快に走る。

 

途中、ユニークな駅があったり日本最東端の駅があったりと全く飽きずに根室まで来た。

 

花咲線廃線が危惧されているが、素晴らしい路線だった。

 

鹿が頻繁に飛び出し、海が少しの間見え、後は原野と湿原がどこまでも続いている。

深い霧が立ち込め、幻想的な世界へと私を誘(いざな)う。

まるで北海道の開拓前の風景を見ているかのようだった。

北海道を1番感じられ、私が自信を持っておすすめする路線なので皆さんもぜひ機会があれば乗車してみて欲しい。

 

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ちなみに東根室が日本最東端の駅で、根室は日本最東端の有人駅となっている。

 

 

根室駅前に花咲蟹を売っているお店を見つけた。家族へのお土産を迷っていた所だったのでベストタイミング。花咲蟹を実家へ送ることにした。4杯の花咲蟹と配送料で7800円だった。

 

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昼食は北海道の三大回転寿司である「根室花まる」で食べることにした。人気の回転寿司なので開店前の時間から余裕を持って訪れた。

 

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どれも絶品だったが、花咲蟹の鉄砲汁は花咲蟹の旨味が汁に溶け出して最高であった。

 

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腹一杯寿司を食べた後は再び花咲線で釧路に戻る。疲れたので半分以上寝ていたが、沿線に鹿がたくさんいて花咲線を楽しめた。

 

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釧路に着く。これから帯広まで向かう列車に乗り換える。ヨンマルという車両に乗り込む。このヨンマルは私が最も好きな車両の1つである。窓を全開に開けることができ、ディーゼルの音と匂いが堪らない。じわりじわりと加速していく姿も愛らしい。ヨンマルの旅を楽しみ、平野を駆け抜けて帯広に着いた。今日は帯広に宿泊する。

 

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