ともきちのローカル旅

最長片道切符の旅を完遂!7日目以降は写真挿入が不調のため、とりあえず文章のみ公開します。後々リライト予定

最長片道切符の旅(5日目)

 

8月10日(火)

 

 岩見沢からまだ乗ったことのない区間に乗車する。経路は沼ノ端までだが、苫小牧に寄って海鮮丼を食べる予定のため、1駅分別途料金を払って苫小牧まで進む。しかし、途中の追分という駅で止まったまま動き出さない。嫌な予感がした。その予感は残念なことに的中し、列車は大雨による運転見合わせで長い間ストップすることになった。運転再開まで相当な時間がかかると言われ途方に暮れていた。しかし、1時間ほど経った時に苫小牧までタクシーが出るとの案内があった。私は迷わずそのタクシーに乗り込んだ。そのタクシーには私を含めて4人が乗車した。1時間ほどで苫小牧に着く。

 

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その後、苫小牧駅前で新たにタクシーを拾って「ぷらっとみなと市場」まで行った。しかし、お目当ての「海鮮みなと食堂」は行くのが遅れたためすでにネタ切れで営業を終了していた。失意の中で代わりの店を探す。威勢の良い呼び込みに釣られてとある海鮮丼の店に入った。しかしこれが大誤算だった。ネタがペラペラで、ご飯の量も大盛りと伝えたにも関わらず少なかった。味は不味くはなかったが、高い値段に見合わない。久しぶりに大ハズレの店を引いてしまった。

 

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私は気付いた。お目当てだった「海鮮みなと食堂」がどれほど素晴らしい店であるかということを。私はこれまでたくさん海鮮丼を食べてきたが、ここの海鮮丼が最も衝撃を受けた。小樽や函館などにみられるような観光地価格ではなく、味もネタの大きさもご飯の量も全てにおいて素晴らしい。ぜひ北海道で海鮮丼を食べる時は苫小牧の「海鮮みなと食堂」に行ってみてほしい。これは自信を持っておすすめできる。

 

大ハズレの店は後で調べるとレビューは星2.5という低評価であった。納得である。

ちなみに「海鮮みなと食堂」は星4.7という他に類を見ない高評価が付けられている。

 

私は満足いく食事が出来なかったため隣の牡蠣小屋に行って牡蠣を食べた。こちらはアタリの店だった。念願の厚岸(あっけし)産の牡蠣は身がプリプリで旨味も詰まっていて満足した。

 

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市場での食事を終え、歩いて苫小牧駅まで戻った。次に乗る千歳線も大雨の影響でまだ止まっている。時間があるのでコインランドリーに行く。1時間ほどでまた苫小牧駅に戻る。まだ千歳線は運転再開しない。結局、運転再開したのは18時台であった。

 

苫小牧から別途乗車券を買い沼ノ端まで行く。ここでやっと最長片道切符の経路に復帰した。

沼ノ端は有人駅だと思っていたが無人駅で驚いた。沼ノ端は何があるのか見に来たが何も無かった。次の列車まで時間があるので適当に店を探した。

 

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駅からすぐ近くにあった「串カツたっかちゃん」という店に入った。店主の方は気さくで面白かった。最長片道切符の旅について説明すると感心され、他のお客さんにも質問攻めにされた。こんなに興味を持って頂けるとはありがたく、また嬉しいものである。串カツも美味しかった。何気なく入った店だが、最高の店に出逢ってしまった。店を去る時には「頑張ってね!」と声をかけてもらい最高の気分で列車に乗った。

 

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札幌まで乗車し、札幌のホテルで一夜を明かした。