最長片道切符の旅(18日目)
8月23日(月)
今日の朝はしなの鉄道の横須賀色と呼ばれる列車を撮影することになっている。通称「スカ色」と言われている。このスカ色は今月末で引退し、全国から姿を消すことになっている。今までスカ色を撮ったことが無かったため何としてでもスカ色を撮りたいと思い、長野で運用に入ることを願って待ち伏せしていた。しかし、一向に運用に入らず、今日は動かないと分かった。走ってる姿は見れないが、止まっている姿だけでも見たいと思って留置されている戸倉まで別途乗車券を購入した。しなの鉄道の車内は夏休みが終わって学校が始まったであろう高校生でいっぱいだった。この辺りの高校はもう夏休みが終わりなのかと驚いた。
30分ほどかかってようやく戸倉に着いた。そこにはスカ色の2編成の姿があった。なんて美しいお姿なのだろうか。おそらく二度と見れないであろうこの色を脳裏に焼き付けた。
満足したところで長野まで引き返し、北陸新幹線で高崎まで行った。高崎からは上越新幹線で隣の上毛高原で下車した。駅の周辺や駅がどんな風になっているのかと見て周り、再び新幹線に乗って越後湯沢まで向かった。越後湯沢からは上越線で土合まで行く。
群馬県の山間にひっそりと佇む土合駅。土合駅は日本一のモグラ駅として知られている。
ここは無人駅だが、鉄道ファンのみならず、一般の人も訪れる観光スポットとなっている。
特に近年は雑誌の掲載やSNSの発達によって全国から多くの人がやって来るらしい。
下りホームと地上の駅舎との標高差は約70mもあり、462段の階段が待ち受けている。
ホームから駅舎まで10分かかってしまうのだから面白い。
そして、この秘密基地感が堪らない。
私は往復してみたが、かなりしんどかった。けれども、とても面白い駅なのでまた機会があれば来たいと思った。
そして、水上行きの列車で水上まで行き、今度は高崎行きの列車で高崎より少し手前の新前橋で下車した。そこから両毛線に乗って小山まで行き、宇都宮線で宇都宮まで行ったところで今日は終了した。