ともきちのローカル旅

最長片道切符の旅を完遂!7日目以降は写真挿入が不調のため、とりあえず文章のみ公開します。後々リライト予定

最長片道切符の旅(23日目)

 

8月28日(土)

 

今日は静岡から長野県の飯田まで行く。

 

泊まったホテルのチェックアウト時間にギリギリに出発した。今日もとんでもなく暑い。暑さで気が滅入ったが、20分程歩いて新静岡駅の中にある「さわやか」という静岡県内のみのチェーン店に入った。ここの1番人気メニューらしい「げんこつハンバーグ」を注文した。

それにしてもここの店舗の従業員は若い人が多く、活気がある。「お冷はどうですか?」や「焼き加減はどうですか?」などと接客も丁寧でとても愛想が良い。今回の旅の中でもトップクラスに接客が心地良い店なのは間違いない。

 

そして、ハンバーグはレア気味で焼き加減も絶妙だった。味は値段の割に美味しく、コスパも高い。

人気店なのも頷ける。

 

店を出て、静岡駅まで戻り、東海道本線豊橋に着く。ここから本州一の長大路線に乗り換える。飯田線と言う。飯田線は愛知県の豊橋と長野県の辰野を結ぶ195.7kmの路線である。飯田線を全線乗るだけで7時間程かかる。まさに地獄のような路線と言える。

 

私は豊橋から少し進んだ所にある豊川で下車した。かの有名な「豊川稲荷」が近くにある。正式の寺号は妙厳寺(みょうごんじ)らしい。

日本三大稲荷の1つで、千体のきつねがズラリと並んでいるきつね塚は圧巻だ。

 

私はこの旅が無事に終えられるようにお賽銭を入れ、祈っておいた。

 

豊川稲荷の前には名物の「いなり寿司」を売っているお店が何軒かある。私は五目ご飯が入っている稲荷寿司とわさびが入っているいなり寿司を食べた。特にわさび入りは好みだったように思う。

 

豊川稲荷でパワーを貰った後は飯田線の新城行きに乗り込んだ。新城から先は本長篠行きで歩みを進めた。本長篠で1時間程待ち時間があるので、2004年に関口知宏氏が待ち時間に一息つける所を探して訪れた「阿部モータース」という自動車販売店へ私も行ってみることにした。

 

TVで放送された「最長片道切符の旅」と変わらない橋を渡り、すぐ着いた。恐る恐るドアを開けて、「2004年にテレビで関口知宏さんが訪れられましたよね?」と言うと、中の人は「そんなこともあったねー」とニッコリ。重ねて私は「自分も関口さんと同じ旅をしていてあの映像を見てここを訪れました」と伝えると感心してもらい、「中でゆっくりしてって」と招かれた。

 

他に最長片道切符の旅に挑戦している方であの映像を見てこの場所を訪れた人は過去にいなくて自分が初めてだったそうだ。

 

あの映像の裏話なんかを聞いたりして話が弾んで時間は一瞬で過ぎ去った。映像にあった天然の蜂蜜はもうやっていないとのことだが、阿部モータースの見た目はそのままだった。この旅の中でも印象的な思い出になった。

 

名残惜しく本長篠を去って、飯田方面の列車に乗った。TVerを観たり、寝たりなんかしていていたら今日の目的地の飯田に着いた。ホームへ降りると花火が上がっていた。窓口の人に聞くと、祭りが無かったのでその代わりとなる花火を打ち上げているらしい。

 

今日も充実はしていたものの、疲れは一層溜まった。