ともきちのローカル旅

最長片道切符の旅を完遂!7日目以降は写真挿入が不調のため、とりあえず文章のみ公開します。後々リライト予定

最長片道切符の旅(26日目)

 

8月31日(火)

 

白浜に来たら食べたいものがある。それは口熊野食堂の口熊野ラーメンだ。数年前に訪れて美味しかったのでリピートしてみようと思う。

 

駅から案外離れた所にあるため、白浜駅のレンタサイクルを利用することにした。荷物をカゴに載せて漕ぎ出すと反応が良い。空気圧が高めなのだろうか。スイスイ進む。この手のチャリは大体漕ぐのが重いが、今回はスポーティーなチャリのように軽い。今日も相変わらず暑いが、暑さが無ければどこまでも行ける気さえした。

 

20分程して目的地に着く。ちょっぴり懐かしい気持ちになる。

 

出されたお冷をがぶ飲みしてラーメンが出されるのを待った。まずはスープを飲む。ラーメンは基本どの味も食べられてこだわりみたいなものは私には無いが、醤油とんこつの味は絶品だった。麺無しにスープだけでもいけてしまう。麺ももちろん美味しいが、このスープが素晴らしいため全部飲み干した。白浜に来る際は毎回ここに寄りたいと思った。

 

駅まで戻り、今日も最長片道切符のルート上を進む。白浜から紀伊田辺、御坊、和歌山と乗り継ぎ、和歌山線で高田まで行った。高田からは万葉まほろば線で桜井や天理などを通って奈良まで進んで行く。万葉まほろば線は愛称で正式には桜井線と言う。

 

万葉まほろば線の車内は夕方の時間帯に通ったためか立ち客が出る程混んでいた。車内の高校生くらいの女子たちが関西弁で話している。イントネーションも関西風で関西へ来たことを実感して少し安堵した。

 

途中の駅で耳に大量のピアスを付けている女子が乗り込んできた。中学生か高校生っぽいが、これを許す学校はあるのだろうか。もしかして大学生なのか。ちょっと怖かった。私はその界隈は全くの無知だが、何事も度を過ぎると逆効果になる。

 

奈良に着いてからは奈良公園で鹿と触れ合った。日も暮れていて鹿も大人しい。奈良の鹿は餌に貪欲で宮島の鹿よりも品が無いと思っていたが、夜は逆に私に怖がっている。それだと私もつまらないから鹿せんべいで注目を集めようとしたが、この時間はもう鹿せんべいは売っていなかった。残念ではあるが、奈良なんていつでも来れる。また別の機会にしようと思う。

 

明日はいよいよ私の地元である滋賀を通る。

なんだか一層旅も終わりに近づいて来る感じがして少し寂しい気持ちになった。