ともきちのローカル旅

最長片道切符の旅を完遂!7日目以降は写真挿入が不調のため、とりあえず文章のみ公開します。後々リライト予定

最長片道切符の旅(46日目)

 

9月20日(祝)

 

本来なら熊本を始発で出発してグニャグニャと移動しながらその日の内に博多まで行くという予定だったが、日程の延長でゆとりがあるため折尾までとすることにした。

 

ちなみにこの日は当初の旅程ではゴールの肥前山口に着いて帰宅するということになっていた。まだまだ旅を楽しめることに嬉しさを覚えた。

 

7時台に起床し、支度をした後、連泊したダイワロイネットホテルを去った。

 

熊本から鹿児島本線筑後船小屋という地味な駅まで進み、そこから1区間だけ九州新幹線に乗って久留米に着いた。久留米は松田聖子チェッカーズの出身地で、私は80年代の音楽が好きなので興奮した。

 

久留米からは久大本線の日田行きに乗車した。この久留米発日田行きは1両だけのディーゼルカーで車内は若者を中心に大混雑していた。しかし、久留米から3駅目の久留米大学前で大半の人が降りていった。きっと皆大学生だったのだろう。

 

車内では若い女の子が九州の方言(おそらく博多弁)で会話しているのが聞こえた。語尾に「けん」や、「と」が付いて思わず胸がときめいた。こんな言葉で話されたら世の男性は一瞬で落ちてしまう。

 

1両のディーゼルカーは淡々と走り続け、私は夜明という素敵な名前の駅で下車した。最長片道切符のルートではここから日田彦山線に乗り換えて田川後藤寺まで行くのだが、夜明から添田まで2017年の九州北部豪雨によって今も不通になっている。

この不通区間に関してはこの旅でお馴染みの代行バスでこの区間に乗車したとみなす。

 

代行バスに乗って自然豊かな所を突っ走るのだが、途中で眠くなって30分以上寝てしまった。

日田彦山線のこの区間国鉄気動車ボックスシートに座りながら車窓を眺められたらもっと楽しかったんだろうなと思いを馳せた。

 

代行バスの終点の添田からは鉄道に復帰し、田川後藤寺までほんの少し進んだ。

 

田川後藤寺からは後藤寺線に乗り換える。1両の国鉄気動車がぽつんとホームに佇んでいる。非常に趣がある。

 

後藤寺線は短い路線で、私鉄を買収した区間になっている。そして、元々は石炭や石灰石を運ぶ貨物線だった。沿線の風景も独特で当時の面影を残している。中々新鮮な車窓だった。

 

新飯塚に着いて、福北ゆたか線に乗り換える。この辺りから本数が一気に多くなる。途中、直方という駅を通る。これは難読駅名で知られている。「のおがた」と発音する。

 

しばらく走って折尾に到着した。折尾名物のかしわうどんを食べてこれを夕食にした。最長片道切符のルート上では今日はここで終了となるが、折尾周辺には安い宿が無かったため、この前泊まった西小倉の安いホテルに泊まるために別途乗車券を買って西小倉まで移動した。

 

西小倉のホテルの目の前には小倉城があるので、小倉城周辺を散策してみた。緊急事態宣言かまん防だか知らないが、その影響で施設等は閉まっていた。

 

しかし、立派な城を見れて良かった。