ともきちのローカル旅

最長片道切符の旅を完遂!7日目以降は写真挿入が不調のため、とりあえず文章のみ公開します。後々リライト予定

最長片道切符の旅(47日目)

 

9月21日(火)

 

今日から大学の後期の授業が始まる。しかし、少なくとも9月末まではオンライン授業のため、スマホで授業を受けられる。しかも私はギガ無制限なのでWi-Fiを探したり、データ通信量を気にする必要もない。

 

ホテルのチェックアウトの10時ギリギリまで粘った後、授業を聞きながら西小倉から折尾方面の列車に乗った。授業と言っても初回はガイダンスのため列車に乗りながら聴いてもさほど問題ではない。

 

1限が終わる頃に折尾に着いた。ここから最長片道切符の経路に復帰する。折尾駅のホームには東筑軒のおじさんが「おべんとー、おべんとー、かしわめしだよー」と威勢の良い声で折尾名物のかしわめしを売っていた。折尾駅の駅弁立ち売りは100年の歴史があるのだから立派なものだ。昔は全国各地で見られた光景らしいが、時代の流れと共に姿を消していった。

 

折尾の名物おじさんと少し会話をして、私はかしわめしを2個買った。1個買えば十分だが、立ち売りの伝統をこれからも続けてもらいたいという気持ちを込めて2個にした。

 

そして、2限の授業が始まり、授業を聞きながら折尾を後にした。鹿児島本線で博多方面へ向かう。小倉ー博多間は線路の状態が良く、酷く揺れることは無かった。

 

博多の1駅手前の吉塚で下車して篠栗線に乗り換える。博多近郊にも関わらず両数が少ないので車内は混雑していた。私は桂川で降りた。京都にも桂川という駅があるけれど読み方が違う。京都の方は「かつらがわ」と読み、こっちは「けいせん」と読む。

 

桂川からは原田線に乗る。この原田線は博多近郊とは思えない程本数が少ない。今日の行程は原田線の列車の時刻に合わせて組んでいるのでさほど待つことなく列車に乗れた。

 

ディーゼルの音を轟かせながら1両の国鉄気動車は田舎道を進んで行く。車内はボックスシートが並んでいてそこで食べるかしわめしは絶品だった。やはりこれが鉄道旅の醍醐味だと思う。だから鉄道旅はやめられない。

 

終点の原田に着いた。「はらだ」ではない。「はるだ」と読む。

 

原田からは鹿児島本線で博多へ向かう。そのまま1本で行くと博多に早く着き過ぎるので、下車印集めをしながらのんびり移動した。

 

とうとう九州一の大ターミナル・博多に到着した。夕食は駅ナカの博多ラーメンが食べられる店で食べることにした。九州出身の友人おすすめの「Shin Shin」という店で豚骨ラーメンを食べた。博多はラーメンで名を馳せているだけあって安定に美味い。博多ラーメンを食べにだけでも博多を訪れる価値があると思った。

 

今日は博多で宿泊する。

明日はゆっくり博多周辺を観光するから思いっきり楽しもうと思う。