ともきちのローカル旅

最長片道切符の旅を完遂!7日目以降は写真挿入が不調のため、とりあえず文章のみ公開します。後々リライト予定

最長片道切符の旅(49日目)

 

9月23日(祝)

 

昨日は博多近郊で観光を楽しんだ。今日は佐賀を通って長崎まで行く。

 

まずは、九州新幹線の始発で隣の新鳥栖まで行き、乗車券を新たに買って鳥栖に寄り道した。

鳥栖と言えば、サッカーチームの「サガン鳥栖」が有名である。

 

私は鳥栖駅名物の「かしわうどん」を食べた。かしわの旨味が出汁に溶け出して最高だった。

 

鳥栖からは佐賀行きに乗った。新鳥栖からは最長片道切符の経路に復帰する。ロングシートに座って寝ていたら気付けば佐賀に着いた。

 

佐賀で適当に時間を潰して肥前山口行きに乗って終点の肥前山口に到着した。

 

さて、この最長片道切符は稚内から肥前山口までの切符である。多くの人がこれで旅が終了したと思うに違いない。しかし、まだ旅は終わらない。路線図を見れば分かりやすいのだが、肥前山口から先は線路が二手に分かれている。片方はこれまで乗ってきた長崎本線で、長崎まで繋がっている。そしてもう片方は佐世保線で、佐世保まで繋がっている。私は肥前山口から佐世保線早岐(はいき)まで行き、大村線に乗って諫早(いさはや)、そして長崎本線肥前山口に戻ってくるルートを通る。

 

それを踏まえた上で最長片道切符のルールをおさらいしよう。この切符は一筆書きのルートで、同じ駅を2度通ってはいけない。つまり、また戻ってくる条件を満たす必要はあるが、ゴール地点で2度通って強制終了すれば1度通ってゴールするよりも距離を稼げる。そして、肥前山口はこの条件を満たしている。これは文章だけで理解しようとするよりも路線図も見て理解しようとした方が遥かに分かりやすい。

 

何はともあれ、旅はまだ終わらない。肥前山口で下車印を押してもらうために1回目の途中下車をする。次、肥前山口で下車する時には最長片道切符は無効になって旅は終了する。

 

肥前山口からは佐世保線の列車に乗る。特急ハウステンボスで武雄温泉まで行った。武雄温泉駅では来年開業を迎えている西九州新幹線(武雄温泉ー長崎)の準備が進められていた。開業前の新幹線ホームを見るのは新鮮だが、正直もう新幹線は必要ないと思う。観光客は喜ぶかもしれないが、地元の人にとっては運賃が高くなって地域の足としての役割が失われてしまう。

 

武雄温泉駅の状態を見た後は鈍行に乗って有田で下車した。有田は「有田焼」で全国的に知られている。

 

列車の待ち時間に観光案内所で有田焼を少し眺めて、特急みどりに乗り込んだ。特急みどりと特急ハウステンボス早岐まで連結されている。早岐からは佐世保行きの特急みどりとハウステンボス行きの特急ハウステンボスに分かれる。

 

私は特急みどりにそのまま乗り続け、最長片道切符のルート外の佐世保まで来た。

 

佐世保は私の友人の故郷である。ちょうど私が佐世保駅にいるときにその友人から連絡が来て、佐世保駅にある佐世保バーガーの「ログキット」という店をおすすめされた。

 

ボリューミーで見た目のインパクトは凄まじく、見ただけで美味しいのが分かる。

 

宮川大輔風に言うと、「見たら分かる美味しいやつやん」

 

もうこれは食べる前から美味しい。そして、私は大きく口開けて佐世保バーガーにかぶりついた。やはり美味しかった。もうその他に言葉は出てこない。美味しいと語彙を失う。

 

佐世保バーガーを食べ切った後は早岐まで戻って、今度は大村線に入る。私はハウステンボスで下車した。もちろんこの駅で下車するということは、テーマパークのハウステンボスに行くのである。

 

ハウステンボスの入場料は7000円と高額だが、午後3時以降の入場なら5000円で入れる。私はそれを狙っていたが、思いのほか早く着き過ぎた。どのようにして暇つぶしをしようかと考えていると、スタッフのお姉さんが声をかけてきた。どうやらエポスカードというクレジットカードを新たに作ると入場料が2000円引きになるという。私は少しでも節約したかったため、エポスカードを作ることにした。

 

ちなみに私は既に楽天カードを所持しているので、楽天カードはメインカードとして、そしてエポスカードはサブカードとして運用することに決めた。

 

スタッフのお姉さんはとても気さくな方で色々な話をしながら楽しく手続きを進めた。今は大学4年生で、もう内定が決まっているらしい。そして、バイトを4つ掛け持ちしているとのことだ。接客のプロを目指しているそうだが、既に接客のプロだと思う。

 

九州の人はみんな暖かいが、今日は特にそれを感じた。

 

無事にエポスカードを作り終える頃には午後3時になっていた。お姉さんに見送られて3000円で入場のゲートを通った。お姉さんとの楽しい時間は終わったが、今度はハウステンボスでの楽しい時間が始まる。

 

写真栄えする風車や施設、お花などがあり、夢の世界へ迷い込んだように思えた。

 

一通り見て回った後、夕食の時間になったので、お姉さんにおすすめしてもらっていた「ロード・レーウ」という店に入った。ここで佐世保名物のレモンステーキが食べられる。

これもまた美味しかった。ステーキにレモンは合うのかと心配していたが、全然問題なかった。

 

夕陽は観覧車の中から眺めた。神秘的な光景に目を奪われる。

 

そして、日が暮れるとハウステンボス内の灯りが点灯して幻想的な空間を作り出していた。この夜景を観ながら黄昏て、あっという間にハウステンボスの閉園時間になった。

 

ハウステンボスを満喫した後は再び列車に乗る。大村線の列車で諫早(いさはや)まで行き、新たに乗車券を買って長崎本線の列車に乗り込んだ。長崎本線は2つルートがある。今回は旧線の長与経由で長崎まで行った。

 

長崎に到着した頃には23時を回っていた。今日は長崎で宿泊する。

 

今日は最長片道切符の旅の中で特に充実していた日だったように思う。

 

明日は長崎観光を1日中楽しみたいと思う。