ともきちのローカル旅

最長片道切符の旅を完遂!7日目以降は写真挿入が不調のため、とりあえず文章のみ公開します。後々リライト予定

最長片道切符の旅(49日目)

 

9月23日(祝)

 

昨日は博多近郊で観光を楽しんだ。今日は佐賀を通って長崎まで行く。

 

まずは、九州新幹線の始発で隣の新鳥栖まで行き、乗車券を新たに買って鳥栖に寄り道した。

鳥栖と言えば、サッカーチームの「サガン鳥栖」が有名である。

 

私は鳥栖駅名物の「かしわうどん」を食べた。かしわの旨味が出汁に溶け出して最高だった。

 

鳥栖からは佐賀行きに乗った。新鳥栖からは最長片道切符の経路に復帰する。ロングシートに座って寝ていたら気付けば佐賀に着いた。

 

佐賀で適当に時間を潰して肥前山口行きに乗って終点の肥前山口に到着した。

 

さて、この最長片道切符は稚内から肥前山口までの切符である。多くの人がこれで旅が終了したと思うに違いない。しかし、まだ旅は終わらない。路線図を見れば分かりやすいのだが、肥前山口から先は線路が二手に分かれている。片方はこれまで乗ってきた長崎本線で、長崎まで繋がっている。そしてもう片方は佐世保線で、佐世保まで繋がっている。私は肥前山口から佐世保線早岐(はいき)まで行き、大村線に乗って諫早(いさはや)、そして長崎本線肥前山口に戻ってくるルートを通る。

 

それを踏まえた上で最長片道切符のルールをおさらいしよう。この切符は一筆書きのルートで、同じ駅を2度通ってはいけない。つまり、また戻ってくる条件を満たす必要はあるが、ゴール地点で2度通って強制終了すれば1度通ってゴールするよりも距離を稼げる。そして、肥前山口はこの条件を満たしている。これは文章だけで理解しようとするよりも路線図も見て理解しようとした方が遥かに分かりやすい。

 

何はともあれ、旅はまだ終わらない。肥前山口で下車印を押してもらうために1回目の途中下車をする。次、肥前山口で下車する時には最長片道切符は無効になって旅は終了する。

 

肥前山口からは佐世保線の列車に乗る。特急ハウステンボスで武雄温泉まで行った。武雄温泉駅では来年開業を迎えている西九州新幹線(武雄温泉ー長崎)の準備が進められていた。開業前の新幹線ホームを見るのは新鮮だが、正直もう新幹線は必要ないと思う。観光客は喜ぶかもしれないが、地元の人にとっては運賃が高くなって地域の足としての役割が失われてしまう。

 

武雄温泉駅の状態を見た後は鈍行に乗って有田で下車した。有田は「有田焼」で全国的に知られている。

 

列車の待ち時間に観光案内所で有田焼を少し眺めて、特急みどりに乗り込んだ。特急みどりと特急ハウステンボス早岐まで連結されている。早岐からは佐世保行きの特急みどりとハウステンボス行きの特急ハウステンボスに分かれる。

 

私は特急みどりにそのまま乗り続け、最長片道切符のルート外の佐世保まで来た。

 

佐世保は私の友人の故郷である。ちょうど私が佐世保駅にいるときにその友人から連絡が来て、佐世保駅にある佐世保バーガーの「ログキット」という店をおすすめされた。

 

ボリューミーで見た目のインパクトは凄まじく、見ただけで美味しいのが分かる。

 

宮川大輔風に言うと、「見たら分かる美味しいやつやん」

 

もうこれは食べる前から美味しい。そして、私は大きく口開けて佐世保バーガーにかぶりついた。やはり美味しかった。もうその他に言葉は出てこない。美味しいと語彙を失う。

 

佐世保バーガーを食べ切った後は早岐まで戻って、今度は大村線に入る。私はハウステンボスで下車した。もちろんこの駅で下車するということは、テーマパークのハウステンボスに行くのである。

 

ハウステンボスの入場料は7000円と高額だが、午後3時以降の入場なら5000円で入れる。私はそれを狙っていたが、思いのほか早く着き過ぎた。どのようにして暇つぶしをしようかと考えていると、スタッフのお姉さんが声をかけてきた。どうやらエポスカードというクレジットカードを新たに作ると入場料が2000円引きになるという。私は少しでも節約したかったため、エポスカードを作ることにした。

 

ちなみに私は既に楽天カードを所持しているので、楽天カードはメインカードとして、そしてエポスカードはサブカードとして運用することに決めた。

 

スタッフのお姉さんはとても気さくな方で色々な話をしながら楽しく手続きを進めた。今は大学4年生で、もう内定が決まっているらしい。そして、バイトを4つ掛け持ちしているとのことだ。接客のプロを目指しているそうだが、既に接客のプロだと思う。

 

九州の人はみんな暖かいが、今日は特にそれを感じた。

 

無事にエポスカードを作り終える頃には午後3時になっていた。お姉さんに見送られて3000円で入場のゲートを通った。お姉さんとの楽しい時間は終わったが、今度はハウステンボスでの楽しい時間が始まる。

 

写真栄えする風車や施設、お花などがあり、夢の世界へ迷い込んだように思えた。

 

一通り見て回った後、夕食の時間になったので、お姉さんにおすすめしてもらっていた「ロード・レーウ」という店に入った。ここで佐世保名物のレモンステーキが食べられる。

これもまた美味しかった。ステーキにレモンは合うのかと心配していたが、全然問題なかった。

 

夕陽は観覧車の中から眺めた。神秘的な光景に目を奪われる。

 

そして、日が暮れるとハウステンボス内の灯りが点灯して幻想的な空間を作り出していた。この夜景を観ながら黄昏て、あっという間にハウステンボスの閉園時間になった。

 

ハウステンボスを満喫した後は再び列車に乗る。大村線の列車で諫早(いさはや)まで行き、新たに乗車券を買って長崎本線の列車に乗り込んだ。長崎本線は2つルートがある。今回は旧線の長与経由で長崎まで行った。

 

長崎に到着した頃には23時を回っていた。今日は長崎で宿泊する。

 

今日は最長片道切符の旅の中で特に充実していた日だったように思う。

 

明日は長崎観光を1日中楽しみたいと思う。

最長片道切符の旅(48日目)

 

9月22日(水)

 

今日は最長片道切符を使わない。最近はゆとり日程のため、最長片道切符を使わずに観光したり、寄り道したりする機会が増えている。

 

まず、博多からけやき台までの乗車券を新たに買って、鹿児島本線に乗り込んだ。

 

昨日通った区間を遡る。原田から1駅のけやき台で降りてそこから少し歩いた。

 

大きな道路沿いにお目当ての店を発見した。「丸幸ラーメン」という。ここは九州出身の友人おすすめの店で、絶対行こうと思っていた店だ。

 

早速、店の中に入り、満腹ラーメンを注文した。クセのない豚骨ラーメンは食べやすく、とても美味しかった。これは万人に受ける味で、万人におすすめできるラーメンだと感じた。

 

美味しいラーメンを堪能した後は再び鹿児島本線に乗って博多まで戻った。博多からは地下鉄で、天神に向かった。

 

天神はあのCMで有名である。

「子供に勉強勉強って言いたくないですよね。

ただいまー!天神!天神!天神!

でも、我が家は大丈夫。天神は教科書とリンクした学習スィステム。パソコンを使った分かりやすくて楽しい教材。やり方1つでこんなに変わるものなんです。

0120 019の828〜。天神だからできたこと。」

 

今の大学生辺りの世代は知っている人が大勢いるだろう。

 

私は、天神のソニーストアで次に買うべきカメラやレンズをどうすれば良いかのアドバイスをもらいに行った。スタッフの人はとても気さくに話しかけてきて、ソニーフラグシップ機のα1も試写できたので非常に満足した。しかし、今まである程度カメラやレンズにお金を費やしてきたのでおそらく次買うのは社会人になってからのように思う。私の場合、カメラ関係はある程度ラインナップが揃った。そのため、学生の内はカメラよりも長旅やロードバイクを購入するのにお金を費やした方がこれからは良いように思う。

私みたいに趣味が多いとお金が物凄くかかる。ただ、充実した日々を送ることができるので、お金は無駄には感じない。

 

ソニーストアの後は近くのスタバで新作のお芋のフラペチーノを飲みながら、オンラインで授業を受けた。

 

授業が終わった後は腹が減ったので、何か食べようと思った。天神だからラーメンを食べようと思ったけれど、最近ラーメンばかり食べているので海鮮系が食べたくなった。

 

海鮮系を食べるならやっぱり回転寿司は外せない。回転寿司と言えど、近年は相当クオリティが高く、安定している。回転寿司はバカにはできない。

 

私は近くにあったスシローで寿司をたらふく食べた。スシローはネタはもちろんのこと、わさびが美味しい。ただ、唯一値段が全体的に少々高くなったことが悔やまれる。これは求め過ぎだろうか。

 

スシローで時間を潰して、ある程度陽も傾いてきたので福岡タワーへ向かうことにした。

 

天神から西新まで地下鉄で移動して、そこから歩いて福岡タワーまで来た。

 

予想以上に高く、圧倒された。

 

エレベーターで展望室に上がると、沈みゆく太陽に淡く染まった福岡の街並みが一望出来た。

 

太陽が沈んでからは、徐々に街の明かりが灯ってきた。展望室には幻想的なBGMが流れていて福岡の夜景をより際立たせてくれる。

 

旅も残り数日となり、これまでの日々を振り返りながら営業時間ギリギリまで黄昏た。

 

そして、徒歩と地下鉄で、昨日も泊まった博多のホテルまで戻った。

 

もうすぐ旅が終わってしまうことを考えるちょっぴり寂しげな夜だった。

最長片道切符の旅(47日目)

 

9月21日(火)

 

今日から大学の後期の授業が始まる。しかし、少なくとも9月末まではオンライン授業のため、スマホで授業を受けられる。しかも私はギガ無制限なのでWi-Fiを探したり、データ通信量を気にする必要もない。

 

ホテルのチェックアウトの10時ギリギリまで粘った後、授業を聞きながら西小倉から折尾方面の列車に乗った。授業と言っても初回はガイダンスのため列車に乗りながら聴いてもさほど問題ではない。

 

1限が終わる頃に折尾に着いた。ここから最長片道切符の経路に復帰する。折尾駅のホームには東筑軒のおじさんが「おべんとー、おべんとー、かしわめしだよー」と威勢の良い声で折尾名物のかしわめしを売っていた。折尾駅の駅弁立ち売りは100年の歴史があるのだから立派なものだ。昔は全国各地で見られた光景らしいが、時代の流れと共に姿を消していった。

 

折尾の名物おじさんと少し会話をして、私はかしわめしを2個買った。1個買えば十分だが、立ち売りの伝統をこれからも続けてもらいたいという気持ちを込めて2個にした。

 

そして、2限の授業が始まり、授業を聞きながら折尾を後にした。鹿児島本線で博多方面へ向かう。小倉ー博多間は線路の状態が良く、酷く揺れることは無かった。

 

博多の1駅手前の吉塚で下車して篠栗線に乗り換える。博多近郊にも関わらず両数が少ないので車内は混雑していた。私は桂川で降りた。京都にも桂川という駅があるけれど読み方が違う。京都の方は「かつらがわ」と読み、こっちは「けいせん」と読む。

 

桂川からは原田線に乗る。この原田線は博多近郊とは思えない程本数が少ない。今日の行程は原田線の列車の時刻に合わせて組んでいるのでさほど待つことなく列車に乗れた。

 

ディーゼルの音を轟かせながら1両の国鉄気動車は田舎道を進んで行く。車内はボックスシートが並んでいてそこで食べるかしわめしは絶品だった。やはりこれが鉄道旅の醍醐味だと思う。だから鉄道旅はやめられない。

 

終点の原田に着いた。「はらだ」ではない。「はるだ」と読む。

 

原田からは鹿児島本線で博多へ向かう。そのまま1本で行くと博多に早く着き過ぎるので、下車印集めをしながらのんびり移動した。

 

とうとう九州一の大ターミナル・博多に到着した。夕食は駅ナカの博多ラーメンが食べられる店で食べることにした。九州出身の友人おすすめの「Shin Shin」という店で豚骨ラーメンを食べた。博多はラーメンで名を馳せているだけあって安定に美味い。博多ラーメンを食べにだけでも博多を訪れる価値があると思った。

 

今日は博多で宿泊する。

明日はゆっくり博多周辺を観光するから思いっきり楽しもうと思う。

最長片道切符の旅(46日目)

 

9月20日(祝)

 

本来なら熊本を始発で出発してグニャグニャと移動しながらその日の内に博多まで行くという予定だったが、日程の延長でゆとりがあるため折尾までとすることにした。

 

ちなみにこの日は当初の旅程ではゴールの肥前山口に着いて帰宅するということになっていた。まだまだ旅を楽しめることに嬉しさを覚えた。

 

7時台に起床し、支度をした後、連泊したダイワロイネットホテルを去った。

 

熊本から鹿児島本線筑後船小屋という地味な駅まで進み、そこから1区間だけ九州新幹線に乗って久留米に着いた。久留米は松田聖子チェッカーズの出身地で、私は80年代の音楽が好きなので興奮した。

 

久留米からは久大本線の日田行きに乗車した。この久留米発日田行きは1両だけのディーゼルカーで車内は若者を中心に大混雑していた。しかし、久留米から3駅目の久留米大学前で大半の人が降りていった。きっと皆大学生だったのだろう。

 

車内では若い女の子が九州の方言(おそらく博多弁)で会話しているのが聞こえた。語尾に「けん」や、「と」が付いて思わず胸がときめいた。こんな言葉で話されたら世の男性は一瞬で落ちてしまう。

 

1両のディーゼルカーは淡々と走り続け、私は夜明という素敵な名前の駅で下車した。最長片道切符のルートではここから日田彦山線に乗り換えて田川後藤寺まで行くのだが、夜明から添田まで2017年の九州北部豪雨によって今も不通になっている。

この不通区間に関してはこの旅でお馴染みの代行バスでこの区間に乗車したとみなす。

 

代行バスに乗って自然豊かな所を突っ走るのだが、途中で眠くなって30分以上寝てしまった。

日田彦山線のこの区間国鉄気動車ボックスシートに座りながら車窓を眺められたらもっと楽しかったんだろうなと思いを馳せた。

 

代行バスの終点の添田からは鉄道に復帰し、田川後藤寺までほんの少し進んだ。

 

田川後藤寺からは後藤寺線に乗り換える。1両の国鉄気動車がぽつんとホームに佇んでいる。非常に趣がある。

 

後藤寺線は短い路線で、私鉄を買収した区間になっている。そして、元々は石炭や石灰石を運ぶ貨物線だった。沿線の風景も独特で当時の面影を残している。中々新鮮な車窓だった。

 

新飯塚に着いて、福北ゆたか線に乗り換える。この辺りから本数が一気に多くなる。途中、直方という駅を通る。これは難読駅名で知られている。「のおがた」と発音する。

 

しばらく走って折尾に到着した。折尾名物のかしわうどんを食べてこれを夕食にした。最長片道切符のルート上では今日はここで終了となるが、折尾周辺には安い宿が無かったため、この前泊まった西小倉の安いホテルに泊まるために別途乗車券を買って西小倉まで移動した。

 

西小倉のホテルの目の前には小倉城があるので、小倉城周辺を散策してみた。緊急事態宣言かまん防だか知らないが、その影響で施設等は閉まっていた。

 

しかし、立派な城を見れて良かった。

最長片道切符の旅(45日目)

 

9月19日(日)

 

今日は最長片道切符を一切使わない日になる。観光列車とフェリーの乗り継いで天草観光をする。事前に観光列車の指定席を予約していたが、急遽家族が加わったので家族の分の指定席を取りに熊本駅みどりの窓口まで行った。窓口にいた4人とも女性だった。近年は女性の活躍の場が増えていると感じるが、4人とも女性とは驚いた。しかも美人で愛想が良かった。

 

無事に指定席を取ってホームへ向かった。端っこのホームには観光列車の「特急A列車で行こう」が停まっていた。A列車の’A,は「アダルト(大人)」と「天草」の両方の頭文字をとっている。洒落たネーミングに気分が高まる。

車内は大人な雰囲気でジャズなんかも流れていてとても居心地が良い。

 

列車が発車してしばらくすると三角線に入る。読み方は「さんかくせん」ではない。「みすみせん」と読む。

 

三角線に入ると父は車内で売られているデコポンハイボールを買ってきて、早速アルコールを注入した。

 

ボックス席の窓からは有明海が見えた。有明海といえば海苔のイメージがある。

 

列車は1時間もかからずに終点の三角に着いた。

 

三角駅から徒歩ですぐの所に三角港があり、そこからフェリーに乗った。この旅では初めてかつ久しぶりのフェリーでテンションが上がった。

 

三角港を離れて方向を変えると一気にスピードを上げて海の上を進んで行く。予想以上の速さで少し驚いた。心配していた船酔いは全くなく、大いに楽しめた。

 

20分で天草の松島港に着くと、イルカクルージングのチケットを取った。天草に来た理由は2つあって、1つはA列車で行こうに乗りたかったということ。そして、もう1つはイルカウォッチングをしてみたかったということである。天草は1年中、野生のイルカを見ることができ、これは相当珍しいことらしい。日本では天草だけで、世界では他に2カ所ある。1つはシドニーで、もう1つは忘れてしまった。カナダ辺りだったような気がするが、とにかく北の方の国で見られたはずだ。

 

売店で地元の食材を使ったバーガーを買って食べた。3連休ともあって人は多かった。イルカクルージングの時間ギリギリに食べ終え、船に急いで乗り込んだ。この船も案外飛ばす。船はノロノロ進むという私の常識は覆された。

 

4、50分進み続けるとイルカの出るスポットに到着した。海面をじっと眺めているとイルカの群れが顔を出した。

 

野生のイルカの群れは迫力があって優雅に泳いでいて可愛い。また、今日は最高の天気で気分を高めてくれる。

 

別のクルーズ船も何隻か来ていて、まるで追い込み漁をしているみたいな感覚に陥った。

 

私の家族も夢中で写真を撮ったり、動画を録ったりしていた。

 

2、30分で夢のような時間は終わり、松島港へ向けて引き返した。

 

松島港へ着いて25分後に三角港行きに乗船した。楽しかった天草とお別れする。

 

船は勢いよく飛ばし、20分で三角港に戻って来た。三角駅までちょいと歩くとそこからは特急A列車で行こう6号に乗って熊本を目指した。

 

行きに見えた有明海は帰りには水が引いて砂が見えていた。景色を楽しんだり、少々寝たりしているとすぐに熊本に着いた。熊本駅から歩いて熊本ラーメンが食べられる「黒亭」という店に入った。見た目はガッツリ豚骨ラーメンで、味が濃いだろうと思っていたが、意外にもあっさりしていて食べやすかった。この前食べた鹿児島ラーメンとは全く別の系統のラーメンだったが、普通に美味い。やっぱりラーメンは味の好みはあれど普遍的な美味さがあるのだと改めて実感した。

 

その後、寿司が食べたくなって父の知り合いの人おすすめの寿司屋まで移動したけれど、この日は定休日で空いていなかった。仕方なく、近くの寿司屋で寿司を食べることにしたが、これが大誤算。注文してから40分程待たされ、それゆえ味も普通の回転寿司の方が美味しいと感じる始末だ。大ハズレの店を引いた。まだ、店員の愛想が良かっただけマシだった。これで愛想が悪かったら父はブチ切れていたに違いない。結局、ホテル近くのコンビニでサラダを買って食べた。コンビニのサラダがいつもより美味しく感じた。

 

ホテルではコインランドリーで洗濯したり、明日の準備をしたりして眠りについた。

 

今日も激動の1日だった。

旅の延長をして本当に良かったとつくづく思った。

最長片道切符の旅(44日目)

 

9月18日(土)

 

指宿から鹿児島中央まで戻って最長片道切符の経路に復帰する。経路上だと別途乗車券を買わなくて済むので少々気持ちが楽になる。

 

鹿児島本線で川内まで行った。これは「せんだい」と読む。牛タンで有名な仙台と同じ読みをする。

 

川内からは九州新幹線新八代までワープした。九州新幹線に乗るのはこれが初めてでフレッシュな気持ちで短時間の新幹線旅を楽しんだ。なぜわざわざ新幹線に乗るのかと言うと、九州新幹線開業に伴って鹿児島本線から分離した区間があるからだ。今は肥薩おれんじ鉄道という会社になっている。ここはJRの路線ではなくなってしまったので新幹線を使わざるを得ない。

 

新八代からはまたまた鹿児島本線で北上する。車内はロングシートでしんどかった。

 

30分と少しで今日の目的地の熊本に着いた。

熊本駅近くの駐車場で馴染みのある車を見つけた。実は心配性の両親がわざわざ滋賀から熊本まで車でやって来たのだ。弟も同行している。

ちょうど3連休なので来たらしい。

 

これからの3日間は1人旅ではなく家族旅行のようになる。

 

早速車で今日泊まるダイワロイネットホテルまで移動した。私は鉄道が好きだが、それでも車の便利さや快適さはすごいと思う。

 

ホテルに荷物を置いて、歩いてすぐの熊本城を観光した。中には入れなかったが、立派な熊本城に圧倒された。数年前の熊本地震の被害の跡もあって地震の恐ろしさも改めて実感した。

 

一通り見て回った後は熊本名物の馬刺しを食べる。父の知り合いの人がおすすめする「水戸黄門」という店に入った。なぜ水戸黄門という店名なのかと調べると店主が水戸黄門ファンという単純な理由だった。

 

私は人生で馬刺しを食べた記憶がほとんどないので、どんな味だろうかとワクワクして料理が出されるのを待っていた。しばらくして馬刺しと同じく熊本名物のからし蓮根が運ばれてきた。もう食べる前から美味しいのは確定である。まずは馬刺しを食べてみると衝撃的な美味しさだった。別に期待をしていなかった訳ではないが、予想を遥かに超えてきた。マグロのトロみたいに口の中でとろける。次にからし蓮根を食べてみたが、これは結構辛い。でも、クセになる辛さで食べ始めると止まらない。その他、魚の刺身や雑炊などを食べて大満足だった。

 

ホテルに戻ってから家族とゆっくりしていつもとは違った時間を過ごした。ホテルのテレビでAbemaが観られると知り、夜遅くにも関わらず、「虹とオオカミには騙されない」という恋愛番組を観た。今期のシリーズでは私の中学の後輩が出演している。西岡星汰という名前で活動しているから是非観てみてほしい。しょうたとは同じ中学でさらに同じ野球部だった。2コ下で当時はごく普通の中学生で可愛らしい印象だった。でも、今は可愛らしさは残っているもののキリッとした印象を受ける。上京して頑張っている後輩を見ていると自分も頑張らないといけないという気持ちが込み上げてくる。

 

深夜の2時か3時くらいまで観続けて、気付いたら寝落ちした。

最長片道切符の旅(43日目)

 

9月17日(金)

 

今日は最長片道切符は使わない。

鹿児島中央から別途乗車券を買って指宿まで行く。「特急指宿のたまて箱」という観光列車に乗ってみた。左側には桜島が見えたが、山頂は雲に覆われていた。桜島が見える区間を過ぎると今度は鹿児島湾が姿を現した。手前には南国の木が聳え立っている。ヤシの木だろうか。

 

それにしても指宿枕崎線はかなり激しく揺れる。全国でもトップクラスに揺れる路線と言われているけれど、予想を超えてきた。

私の地元路線の草津線も関西でトップクラスに揺れると言われているが、その2〜3倍は揺れる感じだった。指宿枕崎線に限らず、JR九州の多くの路線で揺れが激しい。乗り鉄の私はそれを面白く感じてしまうが、一般の人なら「もう勘弁」といったところだろう。

 

指宿のたまて箱の客室乗務員はとても親切でおもてなしの心を感じられた。九州の人はおおらかで親切な人が多い。

 

列車は1時間足らずで終点の指宿に到着した。

 

少し待った後、枕崎行きに乗って西大山という駅で降りた。この西大山はJR最南端の駅として知られ、観光スポットとして人気になっている。駅からは立派な開聞岳が望める。

駅前には市場があり、最南端需要にあやかっている。

 

ただ、残念なのは鉄道でやって来る人はほんの一部で大体の人は車でこの駅へ訪れる。鉄道の本数は極端に少ないし、車の方が色々回れて、かつ快適に移動できるのだから仕方ない。

 

私は駅前の市場でレンタサイクルを利用した。電動アシスト付き自転車だから普通の自転車に比べて少し楽である。

 

駅から4km以上離れた砂むし温泉まで自転車で漕いでいった。指宿は砂むし温泉で有名だ。

「山川砂むし温泉・砂湯里」という施設に着くと、ほとんど人はいなかった。

観光客のほとんどは指宿駅の近くの「砂楽」という砂むし温泉へ行くからここは穴場と言える。しかも砂楽よりもロケーションは素晴らしいし、値段も安い。

 

更衣室でレンタル浴衣に着替えているとこの施設のスタッフの人に「NHKの撮影が今入っていて、入浴する所を撮っても大丈夫ですか?」と聞かれた。私はこんな偶然は中々無いと思って快諾した。

 

砂場へ向かうシーンから撮られて少し緊張した。砂場に寝そべるとどんどん砂をかけられて顔以外は砂に埋もれた。5分くらいで身体が温まって次第に汗が出てきた。

私が入っている間、後ろでスタッフの人がインタビューを受けている。色々な角度からの質問があり、答えづらそうな質問もあって大変そうだった。

 

インタビューが終わるとスタッフの人と少し会話した。おそらくその様子も後ろで撮られていたと思う。

 

15分を過ぎてから砂から出た。すると空を飛べそうなくらい身体が軽くなった。

 

その後、砂を洗い流す所で砂を落としてから更衣室へ戻った。

 

更衣室で服を着てロビーへ向かうと、NHKの人に名前と電話番号を聞かれた。

NHKの「小さな旅」という番組で10月17日の朝8時から放送するらしい。私が住む地域ではこの日時の放送ではないかもしれないし、私が映らないということも考えられる。そこだけ追記しておく。

 

そして、受付の人に「小さな旅って全国放送やで〜!すごいじゃん!」と言われた。私は普段テレビをあまり観ないため、ピンと来なかったが、調べてみると80年代から放送されている歴史のある番組で驚いた。昨今、NHKは色々言われたりするが、このような旅番組だったり、教養がつく番組は質が高い。

 

NHKの人や受付の人と話し込んで旅の大きな思い出になった。

 

その後、台風接近で荒々しい鹿児島湾の海を眺めながら蒸した卵を食べて黄昏た。

 

1時間以上黄昏てからチャリで西大山駅前まで戻った。西大山から列車に乗って指宿まで行き、駅近くの「たけとら」というラーメン屋で夕食にした。このラーメン屋は前日出会った友人おすすめの店で、一押しメニューの「ファイナル開聞岳」は鹿児島県ラーメン王決定戦で優勝した実績を持つらしい。

もちろん私はファイナル開聞岳を注文した。名前もインパクトがあるし、味もパンチが効いている。地元の本枯節が乗っかっていてニンニクもたっぷり入っている。鹿児島ラーメンのことは全然分からないが、ニンニクをたくさん入れるのがスタンダードなのだろう。普段ニンニク増し増しのラーメンは食べないのだが、ガツンときてかなり美味しかった。

 

今日の宿は指宿にある。宿まで歩いて移動して今日の移動は終了した。

今日は盛りだくさんの1日で充実していた。お金もそこそこ使ってしまったが、このような素晴らしい経験に投資できているのだから問題ない。

 

鹿児島は気に入った。